貧乏人の無駄な努力
貧乏人の特徴について分析されていました。
やらなくてもいい、余計なことばかりやっていると、一向にお金は手に入りませんね?
貧乏ってのは生きる事に対して怠惰な奴の成れの果てだ、と思う。休暇中なので、つらつらと思うところを書いてみたい。
貧乏は自業自得だと言うと、「頑張ってるのに報われない」と言う反論が返ってくるけれど、貧乏人が努力して生きているとは思ってはいない。
必ず報われはしないが、報われる可能性がある努力ってのは、未来に向かって積み重ねる行為なのだけれど、
貧困を特集した番組なんかでフードバンクに集う人々や生活保護の人々の努力は違う。
貧乏人が言う「頑張って来たのに」は、私から見たら単なる時間の切り売りでしかない。
いくつも仕事を掛け持ちしたのに報われない、だとか
毎日遅くまで働いてるのに報われない、だとか言うが、
仕事の中で積み重ねていないのであれば、時間あたりの労働力を切り売りしているだけでしかなく、付加価値が存在しない。
若くなくなったり、健康の問題が出たり、景気が悪化したり、切り売りする時間の価値が下がれば
安く買いたたかれたり、そもそも時間を買ってはもらえなくなって貧しくなるのが道理だ。
時間を切り売りしたい人は世の中には幾らでもいる。
積み重ねる努力の例としては、受験勉強が分かりやすい。志望校や偏差値を目標に定めて、今日より明日、明日よりも明後日、と一つでも多くの知識を積み重ねていくのが勉強だ。
時間の使い方の上手い下手はあったとしても、どんな人間でも、積み重ねた分だけ目標に近づくことに変わりはないだろう。
しかし、極端な例えだけれど、毎日毎日、同じ英単語だけをノートに書き続けたらどうだろうか。
そこまで極端ではなくても、英単語を何千と覚える事に必死になって、それ以外の努力をしなければ英語の成績はあがらないし、
文法を覚えたり、長文を読んだり、文章を書いたり、英語を使うために必要な努力をしなければ目標には届かないことは自明だろう。
無駄な勉強と言える時間の使い方があることは、高校や大学の受験勉強を経験した殆どの人に納得してもらえるはずだ。
人生においても全く同じことなのだけれど、まるで英単語をひたすら覚えようとするように、無駄な時間を費やして生きている人が沢山いるのも現実だ。そういった人々が貧困に陥ることを、私は当たり前としか思わない。
少し話は変わるが、私が大学生だったころに、頼まれて警備員のアルバイトをひと月ほどしたことがある。
棒立ちで突っ立って車の誘導をしてる時間は、無駄の極みでしかなかったし、そこで得たことは「これが仕事になるまで落ちたら終わり」という危機感だけだった。
私にとっては、とても辛い時間の使い方でしかないのに、それを何十年と繰り返してる人も勿論いた。
そういう人生の大先輩の話題はと言えば、パチンコと風俗しかなく、人生で何千万円を無駄に使ってきたかというのが武勇伝だったりする。
私には、もし彼が病気や怪我をして、時間を切り売りできなくなった時に、生きていけるだけの積み重ねたものが存在するとは思えなかった。
私は病気のために高い可能性で将来的には障碍者とみなされる可能性があるので、危機感が強いかもしれないのだけど世の中の多くの人々は、未来を見据えたうえで必要なパーツを積み上げていく努力をしてると思う。
5年後の未来、自分がどうなっていたいかって目標を設定したうえで、キャリアを積み重ねていくのは自然な事だと思うし
多くの人が未来を見据えて積み重ねてる中で、時間を切り売りするように働いている人々が行き詰ってしまうのも自然な事だと思う。
何億も稼いだり、世界的に著名な人間になることは本当に才能がなくては出来なくても、
私のようにせいぜい1千万~程度稼ぐくらいなら、特別な才能を持たずとも誰にだって出来るし、
実際、どんなに酷い環境で育っても、正しい努力をする人はいるが、他人のせいにして楽したがる人もいる。
時間を切り売りするだけではなく、ごく普通に成長して、世間並みに生きていくために必要となる程度の
最低限かつ正しい努力を怠ることは、とても生きる事にたいして怠惰なことだ。
まして生活保護を給付されたその日のうちに大部分をパチンコに費やすなんてのは、ほんの数日先の未来すら想像せず、生きることを放棄してるとすら思う。
今回のコロナ騒動では、ちょっと先の未来、二つくらい先の結果を予測出来ず、誰かのせいにして恐怖や鬱憤を解消しようと
短絡的な不満を言う人々が目に付いてしまうのが残念だなと思う。
目先の10万を求めて、商売が困窮している人や自分を含む全体の利益と未来を想像しない。だから、君たちは貧しいのではないのかい。
まあ、この分析は正論だと思いますが、解決方法もセットで提示しないと、単に冷淡な話で終わってしまいますね?
この増田を読んで、「犬の道」を思い出しました。
詳細は、「イシューからはじめよ」という本で説明されています。
この図で、「犬の道」と書かれている経路が、無駄な努力を表しています。
そうではなくて、本当に重要な課題を見極めてから、その解決に全力を注がないとダメなんですね。
今、貧乏な人や不幸な人は、
やるべきことの選択を間違えていないか?
余計なことで時間を浪費していないか?
再検討すべきなのです。
はてなブックマークのコメント
貧乏人の無駄な努力
家計を助けるために働きに出る必要が無くて、思う存分受験勉強ができる恵まれた環境でよかったね
2020/04/14 12:29
人生って、生まれたときから既に「個人差」があって、家庭環境も同じじゃないですからね。
初期設定が違うと、人生の最初はハードモードで大変です。
貧乏人の無駄な努力
「しょーがないなー、のび太君は~。はい、自己責任棒。この棒を振ると、自分より劣る存在が脳内に現れて、脳内では叩き放題で優越感に浸れるんだ。でも、脳外に出すと・・・、あっ」
2020/04/14 14:46
ドラえもんでの例え話、分かりやすいw
貧乏人の無駄な努力
信じられないかもしれないけれど、世の中の人の半分はIQが100以下なんだよ。適切な努力を選択する知能があって良かったね。
2020/04/14 19:10
知能指数(ちのうしすう、独: Intelligenzquotient, 英: Intelligence Quotient, IQ)とは、数字であらわした知能検査の結果の表示方式のひとつである。高いほど知能が高いことを、低いほど知能が低いことをあらわす。
「同年齢集団内での位置」から算出される相対評価である。入学試験合否予想システムに使われる偏差値と同じで中央値と標準偏差によって算出される。
知能指数は標準得点で表され、中央値は100、標準偏差は15前後で定義されている。100に近いほど出現率が高く、100から上下に離れるに従って出現率が減っていく。分布はほぼ正規分布になり85–115の間に約68%の人が収まり、70–130の間に約95%の人が収まる。
IQの定義上、半分は100以下と。
貧乏人の無駄な努力
報われぬ人々を救うのが社会という仕組みであって、放置するのであれば社会の価値がない
2020/04/15 06:41
確かにそうなんだけど、綺麗事抜きにすれば、人間なんてみんな自分勝手なもんだよ。
いくらいい仕組みやルールを作ったつもりになっても、どこかしら欠点や抜け穴があって、サイコパスは社会の盲点をついて好き放題やらかすから、結局は程度の問題だね?
自然界の動物は、弱肉強食の世界で生きている。強い者が弱い者を殺して生き延びる。そこには助け合いはない。あっても共存のための協力だけ。自分に利益がもたらされないのなら、弱者を助けることはない。(たまには例外もあるけど、数からいえば極めて少ない。)
人間もホモサピエンスという動物の一種である以上は、やはり弱肉強食の動物的側面を残しており、自分勝手に生きる者だ。
かろうじて、人間は「教育」によって動物状態から一歩脱却して、殺し合いだけで生きるのではなく、農業や工業で生活必需品を作り出し、みんなで分け合っている。
でも、まだ、貧富の差から来る弱い者イジメは脱却できていないように見えます。
「社会の価値がない」(=結果論)ではなく、人間が作り出している仕組みがまだまだ未熟(=原因論)ということではないでしょうか?
貧乏人の無駄な努力
人生なんて全部運であって、努力できるパーソナリティに生まれる、それができる環境にあるというガチャに当たったにすぎない。自己責任論はガチャガチャでいいのが当たったのを努力したからと言ってるのに等しい
2020/04/15 09:01
「全部が運」という認識は間違い。なぜか?
人生を時系列で観察すれば分かる通り、人生には
- 先天的要素
- 後天的要素
の2種類の構成要素がある。
このうち、生まれてくる前に決まっている「先天的要素」はガチャだと言えなくもないが、生まれた後~特に成人後の人生の「後天的要素」はガチャとは違う。
徐々に、自分の意志で選ぶことができるようになってくる。
ニーチェの本を読んでみたらいいかも。
貧乏人の無駄な努力
必死に足掻かないと生きられない社会の方がおかしいんじゃねーの? 「俺は努力できたからセーフ、お前ら無能だからアウト」って言う様な奴に人間の資格なんてないよ
2020/04/15 09:01
貧乏人の無駄な努力
確かに同じ時間勉強したとしても差が出るから、勉強の仕方から戦いは始まっている。つまり、努力=費やした時間ではないということだ。
2020/04/15 10:41
「成果=時間×密度」という関係を考慮すると、短時間で能力をアップする効率的な能力開発が必要なのでしょう。
例えば、警備員のアルバイトをしている貧乏人が、1日15分の勉強で1カ月後にプログラマーとしてGAFAに転職できるだけのスキルを習得するとしたら、相当に洗練された教材がないと無理でしょう。
今の日本に必要なのは、無償のリカレント教育なのかもしれません。
リカレント教育とは、義務教育や基礎教育を終えて労働に従事するようになってからも、個人が必要とすれば教育機関に戻って学ぶことができる教育システムを指します。スウェーデンの経済学者であるレーンが初めに提唱し、1970年代に経済協力開発機構(OECD)で取り上げられ、国際的に知られるようになった 生涯教育構想 です。
リカレント(recurrent)は、反復、循環、回帰を意味する言葉であり、日本では回帰教育や循環教育と訳されることもあります。
増田のトラックバック
https://anond.hatelabo.jp/20200415070010
私は全然その手の努力自分でしてないし、スキル積むとかも面倒くさいから大嫌いだけど
遺産たっぷりなうえに、親に言われて就かされた仕事で安泰に食ってるよ
こんなもん私の資質や努力と一切関係ない、生まれガチャ以外の何でもない
正直生きてて申し訳ないわ
だいたい、全員が努力してレベルあげたら、全員が金持ちになるんじゃなくて金持ちになるハードルが上がるだけでしょ
それこそ受験と同じで、どうやっても一部以外は足きりされるんだよ
競争っていう原理の上に社会が成り立ってる限りね
とはいえ、増田自身の頑張る指針としては、その認識も大事だと思う
身体お大事にね
なんか、ひろゆきの話を思い出した。
ひろゆきってなんかムカつくけど、正しいと思える部分もあるんだよね。
https://anond.hatelabo.jp/20200414131709
正論だとは思うけれどねえ
そもそも努力なんてしたくないってのと、何やったらいいかわからないのが混じり合ってるんだと思う。
努力したくないって思ってても、自分がそれじゃ嫌だし周りの目もあるしで、とりあえず努力してる風に振る舞って自己完結してるのも込みで。
適切な家庭環境でそれなりの勉強せずに暮らせてきたんだろうしそれでもそれなりに暮らせる。
よほどの成功例とか具体案とかないと努力って続かない。そもそもの情報が行き届いていない。
こうやって、こうやってこうやったら貧困から抜け出せますよって、数割にでも共通の手順がない。
楽に稼げる方法あったら秘匿するし。
自分だけよけりゃりいからみんな黙寿司
- 確実に成功する方法
- 努力が続く条件
誰でもできるなら、とっくの昔に貧乏人はいなくなってますよね?
今回の増田は、とても根が深い話題だと思いました。
自分も他人事ではなく、改善していかないといけないと思いました。